日本精蝋に投資してみた

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日本精蝋とは?

日本精蝋のホームページによると、

1951年(昭和26年)、新たに日本精蝋株式会社として再興。以来、石油ワックスを扱う国内で唯一の専業メーカーとして半世紀以上にわたり、日本の産業経済の成長と発展に寄与してきました。現在は、主に石油を原料とするパラフィンワックスおよびマイクロクリスタリンワックスを中心とした良質のワックスとその副製品を製造・販売し、あらゆる分野の多彩な用途にお応えしています。

https://www.seiro.co.jp/business/ より引用

と書かれていました。元々の会社は、南満州鉄道株式会社の子会社として設立されたそうです。

 

 日本のワックスシェアの7割ほどを日本精蝋が握っているそうです。いわゆるニッチ市場のトップの会社になります。筆者は、一単元(100株)を投資しています。株価は、2022/02/18当時で一株当たり、187円になっています。

 

石油ワックスの用途は、

石油ワックスの用途は広範囲にわたり、紙加工用、蝋燭{ろうそく}原料、化粧品、クレヨン、靴クリーム、電気絶縁材料、防錆剤{ぼうせいざい}その他であるが、わが国では紙加工用と蝋燭製造用への需要が大きい。

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/termlist/1001027/1001087.html より引用



今期(2021年12月期)の筆者なりの分析 

 

昨今の原油高により市況が改善し、売り上げが増え前年度のデリバティブ損失と棚卸資産評価損が解消しました。

日本精蝋の主力製品であるワックスは、前年同期比で

国内・数量2300トン増の24450トン。売り上げ高では747百万円増の7824億円

海外・数量3044トン増の32086トン。売上高では953百万円増5390百万円

出典 決算短信 2021年12月期

https://www.nikkei.com/nkd/disclosure/financial-summary-visual/TDNKDBRST057243925012022/

 筆者はこの急激?な回復は、石油資源の価格が急騰したことによる一時的な売上増だと考えます。何故なら、価格が安定したら元の数字に落ち着くと予想します。価格上昇による売上高の増加をどこまで、売り上げ量によるリカバリーを戻せるかにかかっているのでは?と思います。


 筆者は、個人消費をどこまで伸ばせるかが肝心要だと考えます。前述の通り、石油ワックスの用途は意外と多く、様々な加工品に使われているのでこれらの製品がどこまで売れるかにかかっているでしょう。

 まとめ

 改めて、石油ワックスの用途を調べると、BtoB(企業間取引)の商品だけでなく、BtoC(企業が一般消費者に提供するビジネスモデル)の商品も扱っているのに驚きました。日本精蝋は、石油ワックスのシェアトップを握っているので、ニッチ企業といえるので十分投資対象であると考えます。

 

参考資料

https://oilgas-info.jogmec.go.jp/termlist/1001027/1001087.html

https://www.seiro.co.jp/ir/ https://www.seiro.co.jp/

https://www.nikkei.com/nkd/company/?scode=5010

 

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