リサイクル産業について

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概要

 上記の2つのツイートのように、社会資源の節約とともに、障がいを持った方の雇用創出もできる一石二鳥の施策もあります。

 本題の我が国のリサイクル産業は、年々増加しているそうで、2050年には150兆円もの市場規模になる試算もあります。本記事では色々なリサイクルできるモノがありますが、特に缶(アルミ缶・スチール缶)のリサイクルについて考えていきたいと思います。

 アルミ缶・スチール缶のリサイクルをすることにより、自治会の収入源になったり、障害者支援施設等の新たな雇用や収入にも繋がっている所もあります。


アルミ缶のリサイクル

 2020年(令和2年)度のアルミ缶リサイクル率は94.0%となりました。

 また、CAN to CAN率は、71.0%となり、前年より4.1ポイント増加しました。

http://www.alumi-can.or.jp/smarts/index/65/

より引用

 またアルミ缶をリサイクルすると、エネルギーの節約にも繋がり、新たなボーキサイトからアルミニウムを精製する約3%のエネルギー量でできるそうで資源の節約にもなります。埋め立てる場合と比べても1kgあたり原油換算で2.5L、二酸化炭素8.6kgも異なります。アルミ缶のリサイクル後は、再びアルミ缶として生まれ変わるだけでなく、鍋などのアルミ製品にもリサイクルされます。



スチール缶

 スチール缶もまたリサイクル率が高く、以下の引用の通り、スチール缶の他に様々な鉄製品に生まれ変わります。例えば、建築用の鋼材、自動車用鋼板、冷蔵庫や洗濯機、スチール缶用の鋼板などにリサイクルされます。スチール缶のリサイクル率は2020年度97.6%だそうです。

スチール缶のリサイクル率は93.3%(2019年度、出典:スチール缶リサイクル協会)であり、身の回りのあらゆる鉄製品に生まれ変わります。

このロゴには、「循環型原料である鉄を選び続けることが、より良いリサイクルを生み出す」というメッセージが込められています。

https://www.jfe-steel.co.jp/products/can/pr/better_recycle_shonan.html

より引用



 年間でリサイクルされるスチール缶で東京タワーが約2000本建設できるそうです。企業側も、リサイクル設備の改良や缶の軽量化によって、省資源化のために努力しています。


まとめ

 ご存知の通り、日本では現在、鉄やアルミニウムなどの鉱物資源を海外から輸入に頼っていてます。いかに効率的にリサイクルできるかによって、資源の節約や輸入依存からの脱却を図ることができるのではないでしょうか。米国等の資源の輸入の差止めが太平洋戦争(大東亜戦争)が勃発した要因の1つになりました。



参考文献

https://www.recycle-tsushin.com/news/detail_5804.php

https://www.provej.jp/column/ar/recycle-market/#toc-l

https://ecotopia.earth/article-108/

http://steelcan.jp/quiz/?s=09


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