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今回はカエサル
カバさんチームのチームリーダーで装填手の選手です。彼女のソウルネーム(ニックネーム)であるカエサルの由来は、
- 来た、見た、勝った。→これをもじって本編の第3話の「来た、見た、撃った」と発言している
- 賽(さい)は投げられた。
の名言で有名なガイウス・ユリウス・カエサルです。今回はカエサルについて紹介していきます。
カエサル(鈴木貴子)誕生日
では、次の章から紹介に入ります。
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カエサルはどのような人物か?
ガイウス・ユリウス・カエサル(前100―前44)
職業 政治家・軍人・文筆家
出身地 ローマ
研究者の中でも評価が二分する人物で
- 腐敗したローマ政治に改革を断行し、ローマ発展の礎を築いた人物
- 共和制ローマを終わらせ、独裁政権を築いた人物
の二分されています。
日本史で類似する業績を上げた人物は織田信長なのでは?(個人的な見解)と考えています。
合議制による政治不信・異民族の侵入など内外が不安定化↓
カリスマ性を持った人物の登場(カエサル)そして、ガリア平定・ローマ内乱の鎮圧↓
民衆がカエサルを支持。世論を背景に終身ディクタトル(独裁官)に就任↓
数々の政治改革を断行。ますます民衆の支持を得る。しかし、保守的な有力者や元老院が不満を貯め、不満を爆発させ、機会を伺う↓
暗殺
また、ガリア戦記・内乱記の著作した人物としても有名です。ガリア地方に住む人々の生活も記しているので当時を知る貴重な史料となっています。
カエサルは様々な分野において才能を発揮する一方で、多額の負債を抱えていたり、女性関係が緩かったりとある意味人間らしい一面も持ち合わせていました。元老院議員の妻の三分の一を寝取ったという説があるほどです。
業績
- 多数の戦績を残しローマの国境を安定させ、パクス・ロマーナの基礎を築く。(ガリア地方全域をローマの属州にするなど)
- 15世紀まで使われる暦を作った(ユリウス暦)。古代の測量技術ではかなり正確で、誤差もかなり少ないそうです。
- ローマの各地にインフラ投資をし、領内の安定化を図る。
- 各地の属州にローマ市民権やラテン市民権を授与。
- 元老院の定員を調整し、自分の側近や考えに近い人物を送り込み、自らの権威を高める→民会や護民官を有名無実化することにも繋がる。
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参考文献
教養としてのローマ史の読み方 本村凌二著
歴史の見方がわかる世界史入門 エピソード0-近現代の礎を築いた 古代・中世史 福村国春 ベレ出版