第二次世界大戦の戦勝国は?

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そもそも、第二次世界大戦とは?

 1939年〜1945年まで行われた戦争です。この戦争は、当時の独立国のほとんどが関わったまさに総力戦の戦争で戦死者、死傷者の数が以前の戦争とは比べられないほど多くなっています。結果、日本・ドイツ・イタリアをはじめとした枢軸国側が負け、アメリカ・イギリス・フランス・ソ連・中国(中華民国)をはじめとした連合国が勝利したとされています。

 

民間人の被害者数:3800万〜5500万(飢饉病気によるものは1300万〜2000万)。

軍人の被害者数:2200万〜2500万。捕虜としての死者数も含む。

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%AC%AC%E4%BA%8C%E6%AC%A1%E4%B8%96%E7%95%8C%E5%A4%A7%E6%88%A6%E3%81%AE%E7%8A%A0%E7%89%B2%E8%80%85 より引用

 本当の意味での戦勝国

 ここで言う戦勝国とは、その国が戦争に関わる大義名分が叶ったかどうかで考えていきます。

  • 日本…敗戦

 理由…大東亜共栄圏といったアジア諸国との共存関係は結果的には叶ったが、アメリカに2度の原爆投下や各都市を狙った空襲によって、人的・物的被害を被る。戦争に敗北したため敗戦。

  • 欧州諸国(枢軸国側、事実上ドイツ)…敗戦

理由…戦前(戦時中)は経済政策により経済を立て直すも、連合国側の物量の差に敗戦。尚且、占領地の治世が結果として上手くいかず、反ドイツ・イタリアに向かったとも。オマケに、戦後は東西ドイツという同じドイツなのに、東西に分裂するという結果をもたらした。

  • 欧州諸国(連合国側)…敗戦

 理由…戦争そのものは勝利したものの、アメリカの援助なしには勝てなかったこと。戦後、アメリカの影響力が増し、かつての栄光(全盛期の影響力,つまりは軍事力)を失った。自国の植民地がほぼ全てを失う結果をもたらした。

  • アメリカ…微妙なライン

 理由…豊富な資源・兵器によって、太平洋前線、欧州前線で勝利を収め、各地に影響力を及ぼすが、本来の目的である中国大陸での権益確保はできず。肝心要の中国大陸は、アカく(共産圏)染め上がってしまう。米ソ冷戦において、ベトナム戦争などの代理戦争で戦費や出血を増やす。

  • ソ連…勝利

 理由…人的被害は多いものの、戦勝国側に。更に、共産国を多数作らせることにより、傀儡政権樹立に奔走。それが、戦後に花を咲かせる。いわゆる衛星国である。結果としてソ連は崩壊するものの、世界にものすごい影響力を及ぼした。

 

まとめ

 この記事では、第二次世界大戦の勝者について考えてみました。日欧はある意味負け、米ソはある意味勝ったと筆者は考えています。

 

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